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院長コラム

Vol.157 胃瘻を敵視することの愚

 先月号で胃瘻造設術が減っていることに触れましたが、逆に経鼻胃管による経管栄養は増加しています。長期にわたる経管栄養には、苦痛が少なく管理も容易な胃瘻が適していますが、胃瘻で経管栄養を受けるべき患者さんに経鼻胃管が入れられている人が増えたと考えられます。実際に「経管栄養はしてほしいが胃瘻は嫌です」という家族が増えているように感じます。回復の見込みのない高齢者に問われるべきは、胃瘻か経鼻胃管ではなく、強制的な栄養補給を行うか否かなのです。胃瘻を敵視するあまり、リハビリで口から食べられるようになる人が、暫定的な栄養確保のために経鼻胃管を入れられて抑制されている姿は正視に耐えません。

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平成25年